空いてる道を走りたい

CB250F→CBR400R乗りツーリング趣味ブログです

静岡・宇津ノ谷峠ツーリング 4/18(日)

週末は雨・・と思ってたら日曜晴れるっぽいのでツーリングです。

今日は静岡方面へ。

ただし伊豆とか富士山とかのメジャースポットは休日は混んでそうなのでスルー、ややマイナーな静岡中部エリアを目指します。

 

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↑↑走行ルートはこんな感じ。

という訳でAM5:30に出発。

まずは横浜市内からr22→R246で沼津まで。

早朝はまだ路面が濡れていたし風も強いので、高速道路や箱根峠はさすがに怖い。

その点R246なら峠道も横風の強そうな橋も無いので、30分くらい遠回りだけど一番安定しているルートで移動だ。

 

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この蒲原のあたりは高さもあって特に強風だった

沼津から先はR1バイパスでひたすら西へ。

海沿いを快適にクルージング・・のハズが風が凄まじい。

景色なんて見てる場合ではなく、左側の車線で始終伏せながらやり過ごしました。

ちなみに富士山は雲がかかっていて全く見えず。

 

宇津ノ谷峠

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AM8:30、今日のメイン目的地、道の駅 宇津ノ谷峠に到着。

ここ宇津ノ谷峠は東海道の歴史的な要衝で、

平安時代(蔦の細道)

江戸時代(旧東海道

明治時代(宇津ノ谷トンネル)

大正時代(県道208:旧国道1号

昭和~平成(現:国道1号バイパス)

と歴代の道がここを通過する。

それぞれの時代の遺構が残っているので、道の駅にバイクを置いて散策開始。

 

宇津ノ谷集落

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まずは道の駅から徒歩10分、峠手前の宇津ノ谷集落へ。

集落へ続くこの左側の道は旧・東海道

宇津ノ谷集落は正式な宿場ではないものの峠前の休憩・宿泊地として栄えたそうだ。

 

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旧・東海道に沿った宇津ノ谷集落の眺め

街を抜けるとすぐに峠道が始まる。

いかにも古い街道沿いの街並みと言った雰囲気がイイね。

かつての旅人もほぼ同じ風景を見てたと思うとロマンありますな。

 

明治のトンネル

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次は峠部分に残る明治時代のトンネルを通る。

1904年の開通で、レンガアーチ作り。

照明は当時のデザインを再現したものだとか。

 

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オレンジ色の灯りが濡れたレンガに反射して、何ともレトロな雰囲気。

トンネルの外は苔や植物に覆われていて年月を感じる。

 

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トンネルは長さ200m、幅4m、高さは中央で5m程で歩道としては結構大きめ。

まあ徒歩の時代は幹線道路だった訳で、需要に見合った贅沢な作りなのだろう。

ちなみに開通当初は有料だったらしい。

 

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という訳でトンネル走破。

ちなみにこの明治のトンネルは車が通れない事から(無論バイクも✖)、1930年には並行する大正のトンネルが建設されている(現:県道208号)

また鉄道はもっと海側の日本坂方面を通ることになったので、かなり立派な造りだけど全盛期はそれほど長くなかったのだとか。

 

旧東海道・宇津ノ谷峠

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明治のトンネルで峠を越えたら、帰りは江戸時代の道で宇津ノ谷集落に戻ります。

しばらくは舗装された道で良い散歩コースといった感じ。

 今の時期は新緑の木漏れ日がキレイで、虫もまだ出てなくて散策するのに最高の時期ですな。

 

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途中から未舗装の山道に。

峠部分はほぼ江戸時代の頃の構造がそのまま残る。

この切通しの部分は、豊臣秀吉が関東遠征の際に整備したのが始まりなのだとか。

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地蔵堂跡。石積みだけが静かに残る。

雨露で湿った空気だった明治のトンネルと異なり、こっちの峠付近は日が差し込み風も抜けて爽やか。

 

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ラストの竹林の坂を下りきると、宇津ノ谷集落の東海道入口に到着。後は元来た道で道の駅まで戻ってゴール。

平安時代の蔦の細道もあるんだけどそっちは結構な山道らしく、前日の雨で入口付近からぬかるんでいたので今回はスルー。

道の駅からトンネルと峠を、写真を撮りながら行って帰って所要時間はだいたい1.5H程。

緑はキレイだし、人はいないしで良い場所でした。

 

御前崎

とりあえず今日行きたいところは行ったので、あとは適当に・・・山の後は海って事で御前崎へ。

海を見ながらお昼ご飯を食べよう♪

 

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ちなみに大正のトンネルはバイクで通りました

AM10:00過ぎに道の駅を出発。

r208とr213で焼津へ出て、R150で大井川を渡河。

給油したりアドリブで曲がって道を一本間違えたりしてちょっとグダったw

 

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吉田町からはr79、広域農道的な道、r235で牧之原ICまで進む。

距離は長くはないけど程よい山道だし、海沿いの国道は混むので。

 

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牧之原ICからはR473バイパスで半島の先まで一気に南下。

途中コンビニで適当にパンとか買って準備OK

 

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PM12:00、御前崎に到着。

今日は灯台から西に少し離れた駐車場へ。

灯台近くの駐車場は車やバイクがそこそこいるものの、こちらは空いてた。 

ただ風が凄まじく強く、海を見ながらのんびりランチ♪といった雰囲気ではない。

袋が飛ばされないように抱えながらお昼のパンを食べましたw

 

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駐車場からは展望台や、その先の恋人の聖地的な場所に行けます。

まあこんな風の強い日なのでカップル的な人は全くいなかった。

 

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展望台からの眺め。

白波をたてる荒れた海っていうのも、また雄大でよい。

 

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青い空と海、荒涼とした海岸に白い灯台

非日常感があってたまりませんな♪

ここの風景が好きで、御前崎にはちょくちょく来てると思う。

 

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ココが今日の折り返し地点。そろそろ帰ろう。 

持舟城跡に寄りつつ帰宅

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r357は風が強過ぎて横から砂があたる・・

PM13:00、帰宅開始。

まずは海沿いのr357を走り、国道に出たらそのまま直進。

しばらく広域農道的な道を進み、途中でr242に分岐、そのまま牧之原ICまで丘陵地帯を抜けていきます。

 

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ここは遠回りだがバイパスと比べて車も少ないし、適度がカーブとアップダウンがある快走路でグッド。

  

牧之原ICからは来た時と同じルートでR150まで戻る。

んで帰りは焼津で国道1号線に戻らずに、そのまま日本坂トンネル経由で静岡市内へ。

この先の用宗にある持舟城跡が眺めが良いそうなので寄り道していきます。

  

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PM15:00、持舟城跡に到着。

ここは山が静岡平野側に突き出た場所に位置し、標高は70mほどだが周りが平坦な為すこぶる見通しが良い。

おまけに近所の人が散歩してるだけで人はほとんどいない。

・・・1人でのんびり景色を眺めるのに最高の場所ですわココ。

 

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水平線の向こうは伊豆半島

まずは駿河湾側、用宗の街並み

下に見切れているのがJRの東海道線で、遠くの海岸沿いには松並木が見える。

こういう高台から町と海が見渡せるシチュエーションっていいよね・・♪

海をよく見ると手前と奥で色が違っていて、水深とかが違うのかな

 

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反対側は静岡市街と富士山ビュー。

遠くのビルは静岡駅のあたり。

午後になったら富士山の雲が晴れてました。

真下を東海道新幹線の線路が通り、それを左右に東名と国道150号が跨いでいます。

現代の交通の要衝って感じの光景ですな。

あと狙えば新幹線と富士山とのツーショットが撮れるらしい。

 

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なので私も撮ってみた。

三脚すら持ってきてないので最初はブレていたり見切れたりしたものの、3回目くらいでまあまあ撮れたかな。

失敗しても少し待てばすぐ次の便が来るので、ぶっちゃけ下手な在来線よりも写真撮るのは楽だと思うw

 

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という訳でとても良いスポットでした。

未舗装ですが無料駐車場もあります。

ただし眺めの代償としてここまで上がってくる道が細い上に凄まじい急勾配&ヘアピンカーブなので注意です。

絶対にエンストさせちゃダメ系だ。

 

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右斜めに行きたいんじゃ・・

寄り道も終わったので真面目に帰宅開始。

r366、r208、r207で牧ヶ谷ICから静清バイパスへ。

途中の手越原交差点が変則交差点で間違いそうになったw

 

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新富士川橋の手前のカーブ

後はR1をひたすら東へ。

夕方になるにつれ雲が無くなって富士山めっちゃ綺麗っすな。

 

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PM16:30、道の駅富士で休憩。

たまにはクレープを食べて女子力UP!

 

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が、思ってたのよりも倍くらいデカいクレープが出てきたww

店員さんニッコリしながら渡してくれたけど、私はやっちまったって顔してたと思う。

もちろんちゃんと全部食べたし、美味しかった。

ただしばらくクレープはいらないかな(笑)

このサイズをスッと完食出来るのが女子力なのかもしれない・・(違

 

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日没直後の西湘PA

帰りは普通に箱根新道で神奈川へ。

沼津市内が夕方の渋滞だったけど、そこから先は流れていてPM18:30、西湘PAに到着。

ここで最後の休憩をしてPM20:00、帰宅完了。

 

今回のまとめ

走行距離の半分くらいはバイパスだったので、距離と時間の割には楽なツーリングでした。

そろそろFブレーキパッドが減って来たので、近々替えにいかねば。

 

走行距離:462km

走行時間:10h

道路料金:150円(西湘bp)+270円(新湘南bp)(どちらも帰りのみ)