空いてる道を走りたい

CB250F→CBR400R乗りツーリング趣味ブログです

阿武隈&裏磐梯ツーリング 10/6(土)~8(月)

台風来てるけど太平洋側はたぶん平気でしょ?せっかくの秋の三連休だし、遠くへ出かけよう!と言う訳で南東北ツーリングに行ってきました。

2泊3日で1日目は茨城を経由して福島へ、2日目は南東北をぐるぐるしつつ郡山へ、3日目は再び茨城経由で帰宅、というプランです。

 

 

  • 一日目 出発~矢祭~R349~あぶくま洞

時刻はAM5:30。天気は曇りで路面は昨日の雨でウェット。

風はそれほどでもないが気温が低く、ネックウォーマーを着ていった方が良いかな。

じゃあ出発。まずは茨城県を縦断して福島県へ。

自宅を出たら、首都高狩場~湾岸~中央環状~三郷~常磐道那珂ICと進もう。

 

AM6:30で渋滞する三郷線上り。ホント連休の首都圏の高速は地獄だぜ。

やはり早朝に脱出するに限りますな。

その後はAM7:00に守谷SAで朝御飯を取り、さらに北上。

が、土浦北ICを越えたあたりから霧が発生。

 

割とガチな濃霧である。

霞ヶ浦周辺は霧が発生しやすいって聞いたことあるけど、ここまでとはね。

友部JCTまで進んだら収まった。その後那珂ICをAM8:30に通過、そして・・

 

まずは道の駅常陸太田に到着だ。ここでとりあえず一休み。

ここからはR349に沿ってひたすら北上していこう。途中ちょっとした酷道部分もあるみたいだが、この時点では整備されまくったバイパス道ですこぶる快適。

 

道は県境まで里川の渓谷沿いに進む。

路面は広くてキレイで走り易いんだけど、いかんせん車(トラック)が多くて流れが悪くなりやすい。

まあR6の水戸とR4の白河を結ぶ幹線道路なので致し方なしか。

 

AM9:30に矢祭を通過。

他の車は全部R118で棚倉方面へ行ってしまい、ここから先は一気に過疎った。

  

矢祭から10km程進んだ片貝の集落。霧が立ち込めてちょっと幻想的。

 

この農村のメインストリートのような道が国道です。

矢祭から先のR349は、開けた農村と小さい峠とをずっと繰り返しながら進んでいく。

阿武隈山地って高い山や山脈がなく、こうゆうなだらかな小山がずっと続いてる地形との事。

 

酷道って程荒れた気配はなく、バイクだと適度なワインディング具合で非常に走りやすい道だ。

まあ今日は山の中の路面が濡れており、霧も出ていてさすがに慎重に進む場面が多かったけど。

AM11:00には道の駅古殿で少し休憩。

 

国道は古殿町の手前あたりから急にキレイに整備された快走路となる。

所々改良工事もしているし、将来はこの辺りの幹線道路になるのかな?

霧も晴れ、路面も乾き、好きなペースで走れるまさにツーリングの為の道といった感じだ。

 

小野町でR349と別れ、r19で磐越東線に沿って進むと、30分ほどで最初の目的地、あぶくま洞に到着。

 

 

  • あぶくま洞&入水鍾乳洞観光~福島へ

時刻はAM12:00。まずはあぶくま洞を観光しよう。

夏休みはかなり混むようだが、今日は人はそこそこで混雑はなく、快適に進めそうだ。

値段は大人一人1200円と、ちと割高。

 

ただ値段の分、坑内はバッチリ整備&ライトアップされていて、危険な所は一切なく楽しめる。

 

日本トップクラスの鍾乳洞だけあって、圧巻のスケール。

隙間なく鍾乳石が広がっていて、物語やRPGのような光景だった。

見て回るのに1時間弱。まだまだ時間はあるので、近場のもう一つの鍾乳洞にも行ってみよう。

 

仙台に到着しました。

次のスポットへ移動中に見かけたので、せっかくだから頂上の展望台まで行ってみよう。

(ちなみに名前の由来を調べようとしたが、検索すると和服の袴ばかりヒットしてわからなかった・・)

 

頂上はひらけていてとても良い景色。

麓の農村となだらかな阿武隈山地がどこまでも続いている。

田んぼも黄金色に実って、素敵な秋の風景だ。(おっさんが目立ってしまったけどw)

 

もう一つの洞窟、入水鍾乳洞にやってきた。

3連休なのに、あぶくま洞と比べて人がほとんどいない。

まあとにかく行ってみよう。

 

なんか思いっきり水に浸かっている絵があるんだが・・

Cコースに至っては「案内人なしでは入洞出来ません」とか、どこまで行かせる気だよ。

わ、私は一番難易度の低いAコースにしておこうかな・・

値段は安く、550円で入れるぞ。

 

入ってすぐの光景。このロープは立ち入り禁止ではなく、掴んで岩肌を登るためのものです。この時点ですでにヤベー所に来てしまった感がね・・

 

岩を登ると、今度はカニ歩きでやたら狭い所を通らされる。

こんな場所で停電した時の注意事項とか、シャレにならんですよ・・

 

洞窟内の滝を強引に階段で越えていく所。

水音が反響して凄まじい轟音。ぐずぐずしていると水しぶきで濡れます。

 

ついに水の流れるトンネルを歩かされる。

濡れた石が滑るし、体勢崩したら服が確実に濡れるしで、本当にここが初心者コースなん?

 

一休洞という広い空間(床は浸水してて歩けるのは石の上だけ)に到着。

この洞窟に整備されたエリアなんぞ無いのだ。

 

そしてAコースを踏破。鍾乳石がたくさんあるのはこの先のようだが、Bコースは案内板の通りガチで水の中を這って進んでいく模様。照明も一切無し。ちなみに水温は10℃程だそうだ。

これは上下の服を用意しないと無理でしょ。

というかBコースの時点で案内人必要でしょコレ。

この暗闇を一人で進むとか、閉所恐怖症でなくとも怖えーよ。

とまあ大変だったけど、なんだかんだで楽しめた。こちらも見て回るのに1時間程。

 

まとめると、家族連れとかカップルで安心安全な洞窟観光をしたければ、少し高いけどあぶくま洞へ。

野郎オンリーなら、安くてワイルド(笑)な入水鍾乳洞へ行くのをお勧めします。

ただアメリカンな体形の方は冗談でなく通れないと思いますので注意して下さいね。

 

この後は田村市の船引でR349に復帰して北上。この辺りも道が整備されていて、それなりに車も通る普通の田舎道だ。

川俣でR114に移って福島市へ入る。せっかくなので国道近くの弁天山公園を登ってみた。

 

福島市のパノラマ。時刻はPM4:30頃。

画面中央が福島駅のあたり。右のトラス橋が国道4号の大仏橋で、阿武隈川を渡河している。雲が多いけど天気はまあまあかな。明日は晴れますように。

よし、今日の所はこれにて終了。

 

宿泊は福島西IC近くのチサンイン。

本当はもっと安い所が良かったんだけど、福島の稲荷神社の例大祭と重なってここくらいしか空いてなかった。まあインター近いのは便利だから良しとする。

 

  

  • 二日目 福島~道の駅米沢

今日はまず白石まで高速で移動して、蔵王エコーラインを越えて上山へ。

そこからR13で置賜エリアを縦走して裏磐梯から猪苗代へ抜けるコースで行こう。

いや行こうとしたのです。

 

ネタばれルート地図。蔵王行きたかったなぁ。

 

早朝のホテルの駐車場から吾妻山の火口が見えた。

磐梯吾妻スカイラインも走りたかったけど、噴火の為全面通行止め。

開通したらまた来よう。

 

サクッと高速を通って白石市内へ。

バイクでは初宮城県入りなので、そこら辺の道で記念撮影。空も晴れていい天気。

 

広域農道コスモスラインで北上。

道がキレイで走りやすい。ほとんど誰ともすれ違わないまま、r12まで抜ける。

 

が、西へ進み始めると遠方の蔵王山辺りにヤベー雲が。

そして山に近づくにつれ、どんどん風が強くなっていく。

 

それでエコーライン手前の大鳥居の所まで来たんですが・・・強風ぱない。

立っていても時折よろめく強い突風が吹き荒れる。

ここで見ていると地元のライダーっぽい人たちが次々と引き返して来ているし、というかエコーラインって尾根道なのでもろに風が直撃するルートだしで、これはさすがに登るのは危ないかな。

 

しばらく周辺をうろついてみたが、昨日の台風接近のせいか枝葉が散乱してる。

無理に登ってもどうせあの雲じゃあ景色は期待できないし、今回は諦めて山形へ抜けてしまおう。

 

R457を経由して、r51で七ヶ宿方面へ。

 

高原の景色は良く、道も走りやすいのだが、いかんせん風が強く冷たくてゆっくりしたい雰囲気ではない。

 

R113に出たらそのまま西進して二井宿トンネルで山形県に入ろう。

時刻はAM9:00。結局宮城ではどこにも寄らず、2時間くらい走っただけとなった。

こいつ宮城に何しに来たんだって感じだが、まあ下見ということで。

 

AM10:00前に、道の駅米沢に到着。やたらキレイで豪華。

県境を越えて少し小雨が降ったけど雨具を出すほどでもなく、米沢まで南下したら普通に晴れていた。

とりあえず米沢ラーメンでも食べて風で冷えた体を温めよう。味は、麺が美味しいけどスープは普通かな。

 

 

AM10:30にスタート。街中を回避しつつr2に出て、そのまま山越えだ。

白布温泉を通過。ここらへんから西吾妻スカイバレーだ。

そこそこ交通量がある以外は割と走りやすい山道。

 

峠手前の駐車場に到着。天気が悪いけど紅葉がそこそこ進んでいてがキレイ。

この景色の中、ワインディングを走り抜けるのはとても気持ち良かった。

 

西吾妻スカイバレーを降りたらr2で南下、今度は磐梯吾妻レークラインへ。

道は幅広のワインディングで走りやすい。

ただあんまり湖の景色が見えないし、ここら辺の紅葉はまだまだなので、見た目は普通の山道ですね。

 

そしてR115とr7で表側に出てきたのだが、またしても強風ぱない。

画面右の磐梯山からの吹きおろしが凄まじく、気が休まらない。

山も雲に隠れて見えないし、これは猪苗代湖方面に行っても山の眺めは期待できなさそうですね・・。

 

なのでこのまま磐梯山ゴールドラインへ。この道は、上の方は曇っていて眺めは見えなかったし、そもそも車が多くゆっくり進んでいただけで、今回はあまり見所がなかったなぁ。道自体は走り易いだけに惜しい。

再び裏磐梯エリアに来たら、道の駅裏磐梯にて少し休憩。

 

PM2:00頃スタート。まずは桧原湖を一周。

 

途中、少しだけ雲が退いたのを見て、急いで駐車場に駆け込んで写真を撮った。

唯一まともに磐梯山の山容が拝めたのはこの時だけ。

まあ見れただけマシだと思おう。

 

 

それで今回一番走っていて良かったのは西吾妻スカイバレーだった。

観光スポットから離れているせいか比較的車が少なく、眺望もあって素晴らしい。

なので遠回りだけどもう一回この道を通って、郡山へ向かおう。

 

西吾妻スカイバレーから見る、裏磐梯エリア。

 

北側斜面の山形県側は、この辺りで一番はやく紅葉が進んでいるみたいですね。

 

白布峠を越えて、米沢の麓まで抜けてきた。

後は市内を抜け、米沢八幡平ICから高速に乗って郡山を目指すのみだ。

 

やたら高い所を通る東北中央自動車道。眺めは良いのだが風の強い日だったので結構怖い。(;´・ω・`)

 

PM5:00に安達太良SAに到着。

お腹すいたし、夕方の郡山で外食するのも混んでそうだしで、もうここの食堂でカレーを食べて夕飯とする。

後は本宮ICで高速を降りて、郡山のホテルへ直行して今日の活動は無事に終了だ。

 

二日目は郡山のスマイルホテルに宿泊。一日目のチサンインより3000円くらい安く、部屋が開いていればこっちに二泊したかった。

設備は若干古くてぼろいけど(特に手前のテーブルw)、寝るだけだしね。

 

 

最終日は郡山から再び阿武隈山地を抜けて、常磐道から都心へ。

3連休の最終日なので都心の渋滞は確実。たぶん体も疲れているだろうし、夕方前には帰宅してしまおう。

今日の天気は福島も関東も晴れ。ではAM6:00に出発。まずはr65で小野へ。

 

郡山の中心部を抜けたらしばらく県道は川沿いを進み、

 

その後は丘陵地帯の間を左右にかわしながら東へ。

道はキレイだし適度なカーブもあって楽しい。早朝なのも合間って交通量は皆無に近く、ほとんど止まらず進行だ。

小野で再びR349に合流。

 

やっぱりR349の古殿~小野間は整備が行き届いた快走ツーリングルート。

  

AM7:30頃古殿に到着。セブンイレブンで小休憩。

 

鮫川村を過ぎたら狭路へ。一日目より路面が乾いていて走りやすい。

このくらいのコーナーをうまくサッサッと切り抜けられると凄く気持ち良いですね。

 

ヤエー!

ほんと交通量が少なく変化のあるルートで素晴らしい。

改めてR349を堪能しつつも、AM8:30には矢祭を通過。

R118に乗り換えて、AM9:00には袋田の滝に到着だ。

 

ちなみに無料駐車場は滝から遠く、5分位歩いたところにある。

近いところはバイクも全て有料みたいなので、ケチる人は歩こう。

  

着いたら早速入場料¥300を払って滝へ。

料金取る分ガッチリ整備されており、展望台まではトンネルとエレベータ完備で、全く山道を歩かずにたどり着けます。

 

これはなかなか良い眺め♪

流れが細かい筋に分かれており、水の音もサラサラと全体的に繊細な印象だ。

紅葉はまだまだこれからな感じだが、充分に満喫出来ました。

 

それで「鮎の塩焼き美味しいです。」などと呑気に食べていたら、AM10:00頃から小雨がパラついてきた。

嘘だろ今日関東は晴れるハズじゃん?!

ここまで雨具未使用で来たんだ、最後まで使わずに帰りたいので、急いで出発。 

ルートはR461、r33で一気に南下だ。

 

増えていく雨粒。ヤバいよヤバいよ~。

空気も、雨の日の湿った匂いがするし。

諦めて合羽を着るか迷ったが、そのままr33を走っていくと・・

 

よーし、雨雲は抜けた。遠くの関東平野は晴れてるぞ。

そしてこの辺りは並行するR349よりこちらの県道r33の方が空いていて走りやすいですね。

R349に出たら那珂ICから常磐道に乗る。時刻はAM11:30。

霧も渋滞もなく予定通りに進み、AM12:30に守谷SAで小休憩、そして首都高へ。

 

都心環状線。東京は、雨こそ降っていないがどんよりしたお天気。

夕方前に帰宅し始める作戦は成功なようで、渋滞に合うことなく都心を通過。

  

ランドマークタワーが見えたら、もうほとんどゴールだ。

おおきなトラブルも無く無事に帰ってこれて良かったです。

PM2:00に帰宅完了!

 

  • 今回のまとめ

最終日、帰りの首都高で「まだ余裕だったな~雨さえ無ければあと1ヵ所どっか寄れたな~」とか余裕かまして帰宅して落ち着くと、気が抜けたのか疲れが一気に出て全身バッキバキになりました。(´・ω・`)ゆっくり体を休めよう。

 

走行距離:1日目:381km、2日目:477km、3日目:326km、TOTAL:1184km

道路料金:1日目:3150円(首都高+常磐道

     2日目:780円(東北道行き)+690円(東北道帰り)

     3日目:3150円(首都高+常磐道)(全てETC割)